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1日断食を生活にとりいれる

 

アトピーの原因には、「食事」が大きく関わっていることを学んだ私は、こう考えました。食事が悪いのであれば、いっそ食べなければよいのではないか?

 

ちょうどその頃、世間では断食やファスティングといった言葉を耳にするようになり、興味を持った私は、数冊本を断食関連の読み、断食の効果を学びました。そして、準備を整え、休日に1日断食を決行しました。

 

それまで1日3食を毎日とっていた私は、何度も空腹に襲われました。食欲というものは、人間の3大欲求に数えられる本能的なものです。これを抑えるのは、なかなかつらいものでした。しかし、このアトピーを治すため、なんでもする!と決意していた私は、なんとか空腹を水やお湯、本にあった断食用すまし汁などでやりすごし、3食とも抜くことに成功しました。

 

すると、昨日まであったかゆみ、特に布団に入ってからのかゆみが、その夜は、ほとんど感じなかったのです。かゆみから解放された私は、何か月ぶりかの深い睡眠をとることができ、翌朝、幸福感につつまれました。そしてその後の症状も軽くなっていったのです。断食はアトピーに合う!とこの経験を通して確信した私は、それ以降も断食や食事回数制限に取り組むようになっていきました。

 

 

1日断食の効果

 

私が初断食で経験したように、断食はアトピーを改善する効果があります。それは、なぜなのでしょうか?

 

腸を休ませる

 

腸は最大の免疫器官です。アトピーの改善に必要な体の免疫細胞のうち、実に6割が腸内にいると言われています。アトピーの人は特に、この腸が弱っています。1日3食に加え、間食をとったりしていませんか?ストレスが加わると暴食をしていませんか?私がそうでした。こういった習慣が腸を弱らせ、免疫細胞を減らしていきます。

 

そして弱った腸は、食事から体内に入ってくるアレルゲンを排泄することができず、吸収してしまいます。これが体にたまり、あふれ、体が悲鳴をあげ、皮膚から排泄しようとするとき、アトピーの症状が出ます。

 

こういったアトピーのメカニズムを考えると、腸がアトピーに果たす役割が分かると思います。そして、断食は、食物を体に入れない期間を作ることにより、腸を休ませてくれます。そして、傷んだ腸を回復させ、免疫細胞を正常な状態に戻してくれます。

 

断食は、いつも働き続けていた腸を休ませ、正常な免疫を手に入れアトピーを改善するのです。

 

 

溜まった便を排泄させる

 

アトピーの人は便秘がちであることが多いです。この原因は、たいていは過食による腸の疲労が原因ですが、それ以外にも、水を飲まない、食物繊維をとらない、運動をしない、心配事があるなども便秘の原因になります。
便が腸にたまると、腸内が便で圧迫されるため、腸マヒが起こります。腸がマヒすると、便が排泄されず、さらに便がたまる悪循環が起こります。

 

しかし溜まった便は、腸の中で溜まり続けるのか?というと、そうではありません。
腸に長い間いる便は、腸内細菌が出す酵素により、何週間かかけ、発酵、分解され消えてなくなります。消えてなくなるなら良いことではないか!と思いますがそうではありません。というのも、長時間かけて発酵、分解された便というのは、いわば腐って消えた状態です。この腐る際に、ガスがでます。この中には毒素も含まれます。これが腸から吸収されてしまうのです。この吸収された毒素は、アトピーの原因にもなります。

 

断食は、長時間お腹の中に、何もいれないことになります。これにより、腸は活発に働き、みずからの排泄能力を高め、溜まっていた便を排泄するのです。

 

 

 

食事からのアトピー悪化因子の吸収を断つ

 

食事のなかには、多くのアトピーを悪化させるものがあります。肉、食物油、砂糖など。だったら何も食べなければよいのでは?という極論を断食は実行できます。私が初断食をおこなった動機です。
アトピーを悪化させる食べ物をとらなければ、その期間、悪化因子は排泄するのみ。ならば、回復に向かうのが当然です。

 

 

その他アトピー以外の効果

 

忍耐力が付く

 

断食をすると、やはり、忍耐力が付きます。断食中、何度か食欲が襲ってきます。水や、お湯、すまし汁でしのぎますが、やはり本音は、美味しいものを食べたいところ。
これを克服し、1日断食を達成したときは、やはり達成感があります。食欲と向き合う断食を繰り返すうちに、忍耐力も上がっていきます。

 

ポジティブになる

 

断食を行うと、ポジティブになります。私が特に感じるのは、断食明けの翌日です。
やはり、断食後の達成感と、アトピー改善による、かゆみの減少によるところが大きいのですが、実は、断食は快感をもたらすという研究データが出ています。

 

込み入った話になりますが、脳は食事をとっていると、ブドウ糖のみをエネルギー源として使います。
しかし、断食中は、食事をとらないため、ブドウ糖の補給は行われません。代わりに脂肪を分解した、ケトン体という物質が脳のエネルギーとなります。ケトン体をエネルギーとした脳は、リラックスの脳波であるα波が増え、βエンドルフィンという快楽物質が出ます。これにより、さわやかな気分になり、リラックスし、心が平穏になります。
宗教でも心身の浄化のために、断食をしますが、これは、こういった効果を経験として知っているからでしょう。

 

自由に使える時間が増える
食事は、準備や後片付けを考えると、結構な時間を使います。私たち現代人は、それでなくても、毎日を時間に追われて生きています。1日断食を行うと、食事に時間をさかなくてすむ分、まとまった時間が取れます。この時間を、私は、ゲームや漫画、HP作成などの趣味に費やしたり、散歩をしたり、妻と過ごす時間にしています。ふだん、あまりできないことができ、また、いつもは気付かなかったことに気付く、豊かな時間になります。

 

 

1日断食には、このような様々な効果があります。それは、アトピーだけでなく、その他の病気や、健康増進にも役立ちます。しかし、正しい方法で実践しないと、効果が出ず、苦労が水の泡になってしまいます。せっかくやるなら、正しい方法で、しっかり効果を実感したいものです。次に、正しい1日断食の方法を載せたので、良かったらどうそ

 

          →1日断食の方法