薬剤師によるアトピー治療法情報サイト

油(脂質)

 

かゆみのもとは何か?アトピー患者なら誰もが思うことです。
その答えの一つが油です。

 

アトピーの原因の一つは、体にたまった油です。

 

私は油なんて、そんなにとってない!と思った方いませんか?実は、市販されている加工食品の多くには、油が含まれています。

 

から揚げやコロッケなどの揚げ物はもちろん、
マーガリン、バター、ドレッシング、マヨネーズ、パン、インスタントカレールー、ラーメン、ケーキ、生クリーム、ポテチなどのスナック菓子、チョコ、クッキー、ドーナッツ、などなど。
また、イタリアンやフレンチなどの洋食や、中華などもたくさんの油を使っています。コンビニおにぎりの米は油でコーティングされています。

 

 

どうでしょうか?気付いていないところで、油をとっていませんでしたか?とっている人は、アトピーの原因になっている可能性が高いです。

 

なぜアトピーの原因になるのでしょうか?
それは、体の中に入った油の流れを見ていくと分かります。

 

体に入った油は、吸収され、エネルギーとして利用し、あまった分は脂肪として蓄えたり、便や尿として排泄します。
しかし、人間が一日で消費できる油量(つまりエネルギーとして使ったり、脂肪にして蓄えたり、排泄できる油の量)は、個人差があるものの、ある程度決まっています。

 

この「消費できる油量」以上の油をとり続けると、体の中の油は行き場を失い、体内からあふれ出します。
皮膚の内部にある腺(皮脂腺)を通って、皮膚の表面に出てくるのです。
この出てきた油が、湿疹のもとになります。
 
アトピーで、特に、黄色い汁が出ている人は、この油をとりすぎている傾向が強いです。この黄色い汁こそが、とりすぎた油なのです。

 

以上から、言えることは、
アトピーの人は食事からとる油を減らしましょう。
重症の人は、油を使った食品は全て食べないようにしましょう。
これにより、アトピーは回復に向かいます。

 

 

さて、アトピーには悪者の油ですが、実は一種類だけ例外があります。
ω-3系(オメガ3系)と呼ばれる油です。
これは、魚油、シソ油、エゴマ油に入っています。
DHAとか、EPAとか、聞いたことありませんか?あれがω-3系の油です。
ω-3系の油は、アレルギー反応や炎症をしずめる働きがあります。
つまり、この油だけは、アトピーの味方なのです!

 

ただ、このω-3系の油は、非常に熱や光に弱く、新鮮な状態でないと、すぐに悪い油に変わってしまいます。
なので、私は、これをサプリメントや医薬品でとることをおススメします。
サプリや医薬品であれば、油の劣化が起こりづらく、また毎日適量を、確実にとることができます。

 

以上をまとめます。
アトピー食事療法その@

 

油は意識して減らしましょう。
重症の方は、食事から、油をとらないようにしましょう。
そして、良い油であるDHAまたはEPAをサプリメントか医薬品で摂りましょう。

 

 

私も、重症時にこのことを学び、実践したました。
すると、黄色い汁は止まり、かゆみが和らぎました。
それだけで、とても楽になったのを覚えています。

 

しかし、まだこれだけでは完治には至りませんでした。
アトピーの人の食事には、他にも原因があったのです。

 

その一つが肉(タンパク質)です。
                  →肉(タンパク質)

 

※DHAやEPAなどを説明したページを作りました。ただ、込み入った話になるので、興味のある方はどうぞ→油の種類