1日断食の方法
1日断食は私のアトピー改善に大きな効果を示しました。しかし、その方法を間違えると、効果は出ず、苦労が水の泡になってしまいます。正しい実践方法を知り、アトピー改善に役立ててください。
1日丸々食事をとらない
朝起きてから、寝るまで、水分以外は何もとらないという方法です。
前日の夕食から、翌日の朝食まで何も食べず、その間、胃腸を休めることにより、様々な効果が出ます。
断食中にとれるもの
腸を休ませることが目的ですので、腸に負担のかからない、水分はとっても大丈夫です。私は、慣れているので、基本的に水やお湯しかとりません。ですが、慣れない最初の頃は、すまし汁を飲んで、空腹を紛らわしていました。
すまし汁のレシピ
水500mlに昆布と干し椎茸10gずつ入れ沸騰させる。だしがとれたら、昆布と椎茸をとりだし、しょうゆ20ml、てんさい糖10gを入れます。
ゴクゴクとこれを飲むと、ほっこりして、空腹が紛れます。断食中も快適に過ごせます。
翌朝の食事が重要
断食後は翌朝に食事をとります。このとき、断食の反動から、おなか一杯食事をとりたくなります。しかし、急にたくさん食べると胃腸に負担をかけることになってしまいます。これでは1日断食の効果が出ず、苦労が水の泡になってしまうのです。
断食後、翌朝の食事は?
そこで翌朝の食事は、茶わん一杯おかゆと梅干し1つにします。おかゆは、胃腸にやさしく、量も適量です。少ないですが、これが断食明けには適量です。
おかゆと梅干のハーモニー
初断食の翌朝、これを食べたとき、私はその美味しさに感動しました。梅干しが、これほど深みのある酸味と甘みを持っているのかと感じ、お米本来のうまみに驚きました。
それ以来、断食明けのおかゆと梅干は、断食の大きな楽しみです。1日断食をした者だけがたどりつける、至高の食事と勝手に誇って妻には自慢しています。
断食前には、良い梅干しを調達するのも私の楽しみの一つです。ここで、注意点をひとつ。梅干しはスーパーで売っている、添加物がたくさん入ったものを避けること。
私は、よくケンコーコムで無添加の梅干しを買います。いくつか種類があるので、食べ比べるのも楽しいです。また、母や祖母が梅干しをつけるので、これがあれば頂きます。自家製や、ケンコーコムの梅干しは余分なものが一切入っておらず、とても美味しいです。
次の食事からは普段通り
翌朝の朝食を過ぎれば、次の食事からは、普段通りの量を食べてかまいません。しかし、最初のうちは、断食の余韻もあり、ついつい食べ過ぎてしまいます。そうならないよう、しっかり注意して、普段の食事に戻っていきましょう。
1日断食の頻度
私は、アトピーが悪いときは、週に1回、1日断食をしていました。普段かゆみを感じないくらいの症状になってからは、月1回の頻度で行っています。
一般的には、1回、1日断食を行ったら、次までに1週間はあけた方が良いようです。
断食決行の日取りですが、特にやりやすい日でかまいません。私は最初、休日に行いましたが、次からは翌日が休日の仕事の日に行いました。たとえば、土日休みなら金曜日断食といった具合です。この方が、仕事に集中しているため、空腹を感じることが少なくなります。そして、断食明けの日を休日にすることで、朝のおかゆをゆったりと楽しむことができるからです。
断食をしない方がいい人
1日断食は基本的には家庭でできる安全で効果的な方法だと言われているようです。しかし、重度の病気、例えば末期ガンや肝硬変、腎臓病、心不全、不整脈などがある人は、医師に相談してください。